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舞台裏

子供がいつつ、ラ・ネージュを構えて「文化の香り高い」?仕事をしていると、ほんとうはうちの母が私の子供の頃からずっととっている雑誌『ミセス』なんかに登場して、プライベートも「ほら、こんなに素敵・・・」と、いきそうなものだけれど、現実はかつて子供もいず、母と住み込みのお手伝いさんと3人で静かに、かつ、私自身はオヤジOL生活をしていて殆ど家にいないので家が散らかりようのない頃に雑誌『ソフィア』に出たこともある(オホホホホ。)ダイニングがこの通り・・。である。
かくして、ラ・ネージュ3階に用意されていた当時のデスクトップMac2台を備えたオフィスは組み立て式茶室を活用できるようにすべく、物置に変身中。母屋の2階にあるデスクトップも四女摩耶が基本的には寝ている頃のお姉ちゃんが学校に行っている時間帯や深夜には大活躍していたが、時が少し流れ、摩耶が目離しできない時期になると、仕事場がまた("Do you remember me? Tour"執筆時に次いで・・)ダイニングテーブル上になった。
今日はwebページを更新しつつ、展覧会の案内状の印刷をしているのでこんな感じ。だが、このプリンターの代わりにスキャナーになっていたり、それらが同時に置いてあり、さらには互換性の問題からもう一台、ちょっと前まで主役だった紫色のVAIOノートが並ぶこともあり、同時に何かさせていることもある。
前回のDM送付時からはそこにさらにかわいいかわいい「折り姫」ちゃんが加わって、このダイニングテーブルが第1次作業場、そして、後ろの畳の部屋の卓袱台が第2次作業場として、宛名ラベル貼りと封入の作業場、そして、向こうのリビングの黒御影石のテーブルが折り目付け→糊付けの作業場と仮すこともある。
そして、全ては「仮設」の作業場なので、終わったら、もしくは時間切れで撤収!ということになる。
ほんとうは、このような仕事に従事する者は白鳥が悠然と泳ぎながらも水中では足をバタバタバタバタさせているかのごとく、『ミセス』誌なぞに登場する時は母屋も綺麗〜〜に片付けて、仕事の時はラ・ネージュ3階のオフィスでおすましして決して舞台裏を見せてはならないのだろうが、私はこの仕事をする私やアーティストの人達を決して「別世界の人」と思って欲しくない。
だからあえて舞台裏を・・なんていうような偉そうなものではないけど、こんな風に、手を伸ばすわけでもない“みかん”がすぐそばに転がっていようが、正面に娘が出入りしようが、お構いなしの集中力?で乗り切っている。
でも、もし、まかり間違って『ミセス』誌などに登場する日がほんとうにくれば、それらしくおすまししてみたいような気がする。そういう時はどうかご内密に・・・。
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by yukilaneige | 2004-11-16 17:50

「がんばってください。」

メルマガ等々にも書いたが、展覧会にはなかなか人が集まらない。
それは、作家の人の力量とかそんなものではなくて、やはり、今のところはここがいわゆる「ギャラリー街」から外れていること、一般の人にとって特にギャラリーである展覧会に足を踏み入れるというのが相当特殊な行為だということに原因があるのだと思う。
それに手をこまねいて見ていたくもないし、こうすれば・・というのは頭にあるのだが、少々今は身体が疲れていて、それを即実行・・といけない。
でも、このところ、少々無理でもそれが無理ではなく「常態」にできるように・・と、ちょっと頑張って来たので、その辺は無理せずゆるゆるとでよいか・・とも思っている。

ただ、そんな中でも、確実に、一日一件は、私の目指していた「これまで全くアートと縁のない人とアート/ギャラリーとの出会い」に立ち会うことができているのはとても励まされるし嬉しい。この間から、電車に乗りに行く途中・・のおじさんや、幼稚園の迎えの帰りの、それも私の全く知らない親子が入って来られた。

でも、これまででいちばん印象的だったのは、一瀬さんの知り合いの方が「ギリギリで・・」とおっしゃって、訪ねて来られて帰られた後、もうそろそろ閉めようか・・と思った時にチャイムが。そして、出たら、そこには持久走の練習の為のランニング中という女の子が。
小柄なので、大文字駅伝を目指す小学生かと思ったら、もう中学生でクラブ活動も引退・・ということは3年生だという。
もう暗いけど、こんなところに寄り道して大丈夫?と何度も念を押すが、大丈夫と言うことなので、入ってもらう。
前から不思議な場所で気になっていて・・ということで、何をしているのですか?と尋ねられたので、「先週はお箏とフルートのコンサートをしたりして、これからの予定はこれ・・。」と置いてあるチラシやハガキの類いを見せる。
そうすると、「私、フルート吹けるんです。吹奏楽部だったんだけど、高校でも続けるかどうか今迷ってて・・」との答えだったので、BGMを麻植さんと菅原さんのフルートに変えてあげた。
暫く作品を見て、それなりに楽しんで、落ち着いたようで、一言コメントを・・というと、迷いながらも足跡を残していってくれた。
そして、帰り際に残したセリフがこれ。「がんばってください。」

中学生に励まされるのもどうかと思うけど、ほんとにくじけそうな時だっただけにこういう言葉をもらうと単純に嬉しかった。
各種案内を持って帰ると家に帰った時寄り道がバレてマズいことになるのでは?と思いつつ、やはり欲が出て各種案内を手渡し、私も言った。
「頑張ってね。」と。
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by yukilaneige | 2004-11-10 11:26